2006年10月
2006年10月30日 07:21
こんにちは梶間です。月曜日は、売上アップ１００手の日です。今日は、「１０分商圏の販売戦略」の話です。戦略というのは、作戦と同じ意味です。
日常の生活で頻繁に買う魚、野菜、食肉などの食料品、シャンプー、ティッシュなどの雑貨類は通常、近所の店で買います。自宅の近くの店で買うので「最寄品（もよりひん）」といいます。
最寄品を売る店に来るお客様の８０％は、通常、店から１０分以内に住んでいます。１０分は、歩いて10分でだいたい５００ｍ〜1ｋｍ、自転車で２ｋｍと言った範囲です。
ですから、最寄品を売る店では、お客様が近所にいるので地元密着・生活密着・生活サポーﾄです。町内会のお付き合いをしたり、チラシは１０分商圏内に配ります。
１０分商圏にいるお客様を大切にする商売です。専門的な言い方とすれば、１０分商圏を第1次商圏を言っています。
１０分商圏でお店を成功させると、次は隣の１０分商圏にもう1店舗を構えます。そうすると、今までとは違うお客様が、そこには、います。こうして、１０分商圏の商売は地元密着と他店舗展開で発展していきます。
2006年10月28日 07:32
こんにちは梶間です。久々に、新会社法のブログです。新聞によると合同会社の設立は１０００社を超えたと言います。ちょっと様子を見てみましょう。
合同会社１０００社超す、５月会社法施行で創設、共同事業の受け皿に。（2006.10.25日本経済新聞）（抜粋）
会社法で創設された会社の新形態「合同会社（日本版ＬＬＣ）」の設立社数が、五月の同法施行から３カ月で１０００社を超えた。株主総会が不要など株式会社に比べ組織運営を自由にできるため、複数の企業が共同出資して新ビジネスを立ち上げる際の受け皿として活用する例が目立つ。
合同会社は会社法で有限会社制度の廃止を機に米国のＬＬＣ（Ｌｉｍｉｔｅｄ Ｌｉａｂｉｌｉｔｙ Ｃｏｍｐａｎｙ）を参考に導入された。
出資者が会社債務に対して出資額を限度に有限責任を負う一方で、出資者全員の合意に基づいて組織運営、利益配分を自由に決められる。「構成員の個性を生かした事業を展開したい場合に向く」。ただ、株式会社に比べ外部のチェックが利きにくく信用力に劣る面もある。
2006年10月27日 07:21
こんにちは梶間です。今日は、最近の中小企業の金利動向です。
どうも８月ぐらいから短期借入金の金利が上がっています。個人では住宅ローン、企業では短期借入金です。
ゼロ金利解除を受け、今年から金利が上昇傾向に転じるとの観測がありましたが、第二弾として企業向け貸し出しの基準となる短期プライムレート（最優遇貸出金利、短プラ）が８月頃からあがっています。
企業の対策としては、「実質金利」で交渉します。この実質金利は、金融機関は絶対に言いません。そして、借入限度額を月商の３月までを限度とし、それ以上は借りないと言う、モノサシをしっかり持つことです。
だんだんと企業の融資姿勢がバブルのようになってきました。「借りすぎ注意」。
2006年10月25日 07:21
こんにちは梶間です。先の日曜日の朝、テレビにアサヒビールの社長が出ていました。ビール業界のシェアで、アサヒはキリンに抜かれ２位に落ちたとのことです。ちょっと、昔を思い出しました。
以前、アサヒビールは、ビールのシェアをドンドン落とし１０％を切るまでになりました。その後、スーパードライの大ヒットでビール業界シェアNo１にまで復活しました。
この時、マスコミさんは、その原因を、社長のお客様訪問だとか、フレッシュローテーション（期限に古いビールは回収し、置かない）などの企業努力の成果だと解説していました。
ただ、私の見方は違います。アサヒビール復活の一番の原因は、当時のトップシェアのキリンビールでドライビールを早く出して、スーパードライをたたかなかったからです。
遅れて、キリン、サッポロがドライビールを出すと、逆にアサヒのスーパードライが売れてしまったのです。ドライの世界では、アサヒが強者、キリン、サッポロは弱者だったのです。これは、普通の市場原理で説明できます。
だから、アサヒビールの復活の原因は、企業努力５０％、キリンの失敗５０％なのです。アサヒの皆さんには、自分の力だけだとは思っておしくないのです。キリンの失敗を忘れて自分の力だけだと思った瞬間に、以前のように市場でのシェアはまた、下がってしまうのでしょう。頑張って下さい。アサヒさん、キリンさん、サッポロさん。
2006年10月23日 07:25
こんにちは梶間です。外ではイチョウの木に銀杏が元気になっています。さて、月曜日は売上１００手です。さて、今日は「新製品の売り方で」です。
誰もが悩む新製品の売り方です。開発した社長は自信満々でも、今まで世の中になかった新製品はなかなか売れません。先日は、建築用の工具を開発した社長がごぼしていました。では、どうじたら良いのでしょうか。
会社では、実績がないものはなかなか買いません。そこで、まず、この建築用工具を建築現場で、無料で１ケ月使ってもらいます。そして、新製品が良いことがわかったら、保証を付けて売ります。デパ地下で、新製品は試食させて、売っているのにしていますね。
新製品販売のキーワードは、「無料」「テスト」「保証」です。
2006年10月16日 07:23
こんにちは梶間です。月曜は売上アップ１００手の連載です。今日は「コバンザメ商法の秘訣」です。コバンザメ商法と言うのは、大手のスーパーなどが呼び寄せたお客様を自分のお客様にすることです。ちなみに、コバンザメはホントに要る魚のようです。
実例です。大田区のジャスコ御嶽山駅前店のま向かえに安信屋と言う八百屋さんがあります。大手スーパーのまむかえの八百屋さんですが、いつ見てもとても元気がいい活気のある店です。
品揃えは青果、果物、その他牛乳などの食品で、ジャスコで売っているモノばかりです。
でも、この店が負けていないのは、値段や安い、売り切り、店員さんの元気がいい、ＰＯＰはとても太い字で書いた迫力がある等、ジャスコよりも「生きがいい、安い」です。
ジャスコに来たお客様が吸い込まれるように店頭をのぞきます。いわゆるコバンザメ商法です。
さて、コバンザメ商法のコツですが、「集客してくれる大手と同じ土俵で戦わない」。この一言につきます。
2006年10月09日 07:24
こんにちは梶間です。今日は体育の日ですね。さて、月曜日は売上アップ１００手です。
店舗販売の３つの売り方です。最近、立て続けに酒販店、米屋の売上アップの相談がありました。いずれも従来、保護されている小売業種ですが、今は販売自由化されています。
今は酒も米もコンビニ、スーパーで簡単に買えます。わざわざ酒屋、米屋に行く必要はありません。しかし、酒屋も米屋の強みは、配達、業務用売上があることです。そこで、これからの売上方法の提案です。
売上を「店売り」「宅配」「業務用」の３つに分けて販売の作戦を立てます。この３つが「販売の三種の神器」です。
「宅配」……新米なら予約をもらいます。米屋ならお客様の米びつの管理をするぐらいの姿勢が必要です。米びつ管理とは、お米がなくなるころ電話で連絡です。
それと「重ね売り」です。米屋での、酒、加工食品など関連商品の販売です。
「業務用」…得意先別に作戦を立てます。酒屋なら居酒屋の季節の提案をします。業務用では「売った後に、（小売店が）売るのがポイントです」
こんにちは梶間です。今年も衣替えの時期がきました。さて、月曜日は売上アップ１００手です。
