2009年07月
2009年07月27日 07:26
こんにちは梶間です。今日は、資金繰りの根幹、「売上仕入資金」のお話をします。
中小企業の社長様は、資金繰りが得意な社長と苦手な社長がいるようです。でも、この売上仕入資金だけは心がけておきたい資金です。
難しいこと言葉では、「回転差資金(かいてんさしきん)」と言います。名前はむずかしい感じですが、内容はきわめて簡単かつ重要です。商売の基本です。
回転差資金は、入金と支払の差額を言います。つまり、ことわざ的に言うと「入りの後に出を図る」ように気をつけます。
実務では、回転差資金なんて言わないで、売上入金の後に仕入代金を払うので「売上仕入資金」と言います。できないと言わないで、少なくとも、「大口支払先には、入金後の支払いを心がけます。」
仕入の変わりに外注費が多い会社では、「売上外注資金」と言っても構いません。呼び方は会社で工夫する世界です。
2009年07月20日 08:00
ちょっと経営が苦しい会社では取引金融機関から「経営改善計画を提出して下さい」と言われることがあります。
この経営改善計画は各金融機関が融資の審査や行内の格付けのために使います。金融機関の内部にとっても大切な資料です。
今、金融機関は金融庁の指導次第でころころ変わる感じがするのですが、金融庁の金融検査マニュアル(格付けマニュアル)が昨年の11月に大幅に緩やかになりました。
今回の改正は、金融機関の不良債権が増えないような配慮になっています。会社からすると格付けが下がりづらくなりました。ちょっと経営が厳しい会社にはありがたい改正です。なお、このマニュアルは優良会社には関係ありません。
経営改善計画に関係する部分で大切なところは
(1)利益目標について
今まで3年間で格付けが正常先になると言う再建計画の期間を5年に延長しました。そして8割程度計画が達成されていれば、最長で10年間まで可能にしました。→つまり、厳しい利益目標が緩くなりました。
(2)銀行が作ってもOK
経営改善計画書が簡単になりました。社長がインタビューでシナリオを話せば、金融機関がある程度まとめてくれた計画が認められます。
→計画を金融機関が作っても対金融庁、監査法人で認められます。
2009年07月13日 07:08
こんにちは、梶間です。今日は、「セーフティネット貸し付け」のお話をします。
昨年11月から借入の世界では、信用保証協会の緊急保証制度が大流行ですが、ホントは利用しやすい制度なのですが、意外に利用が少ない融資制度があります。日本政策金融公庫の「セーフティネット貸し付け」です。日本政策金融公庫は昨年10月に国民生活金融公庫や中小企業金融公庫などが一つにまとまった政府系に金融機関です。
緊急保証制度は、銀行では利息が取れ、しかも国が100%保証してくれるので、銀行が各企業に積極的にすすめました。
でも日本政策金融公庫の「セーフティネット貸し付け」では、各金融機関では手数料は取れても利息は取れないのでビジネスになりません。むしろ、自分の融資と共食いになってしまうので、各企業にはすすめてきません。
日本公庫側が強く宣伝しようとすると、民間金融機関は「営業妨害だ。」「民業圧迫だ」と言うので、公庫は遠慮した宣伝しかできませんでした。
私はいつも「借りすぎ注意!」とお話ししますが、「それでも今、二番目に借りやすい融資は何?」と聞かれたら、日本公庫の「セーフティネット貸付」と答えます。
セーフティネット貸付利用のメリット
○業種の制限がない…緊急保証制度は業種指定がありました。
○金利が安い…政策的に低金利です。だから民間金融機関は「民業圧迫だ!」と言います。でも、これは企業経営者にとってはありがたい話です。
○審査がゆるい…普通の審査よりゆるいようです。
○審査が早い…日本公庫は小泉政権が人件費削減や貸付残高の縮小が義務付けられました。しかし、公庫は危機対応で業務量は増えているため、リストラが延期になっています。


